夢を叶えるために必要だったものが、実は残された3000万の借金と折れかけた心だったとはね。
べつに、帰ってこないつもりはないが、
とりあえずだ、、とりあえず、
「私はインドへ行く!」
そう、決めた。
こんな時に、なにも、単身インドへ行かなくてもと思われても、こんな時だからこそ、
インドへ行く意味があるかもだ!
ずっと、インドに憧れていたわけではない。
もっと云えば、私は外国は好きではない。
お水事情も、おトイレ事情も日本ほど完ぺきな国はない。まして、インドなんて、、暑いじゃーん!
私はちょっと汗かいても、すぐに顔洗いたくなる、
シャワーしたくなるタチだから、
ホント云って、インドは絶対に、いちばん、向いてない国なはずなんだけど、、今回は、
「いや、、行くんだ!行きますよ!」
と、魂が叫んで言うことを聞かない。
魂の叫びである。これは逆らえないのだ。
こうなってくると、
汚いだ、暑いだ、不思議とどうでもよくなる。
向かうところ、インド!
聖なるガンガーに入るためには、
まずは頭を丸めて、
と、頭を坊主にした。
英語も必要だが、ヒンディー語も慣れておかなくてはと、昼間の自分の仕事も考慮しつつ、
夜のインドカレー屋のバイトを始めた。
そう。私は、きっと、今から2カ月後には、
インドにいる。